二色成形（ダブルモールド）
二色成形（2色成形）では通常、異材質の材料を1つの金型から成形する成形方法なのですが同材質の材料を2回の行程に分けて通常、作りづらいとされている無垢素材などを成形する事も出来ます。
この二色成形（2色成形）の方法で成形される製品は車のパネルや電気工具類など私達の生活に多く見受けられます。
又、当社では多くの経験と知識を活かして、高品質な二色成形（2色成形）の製品を生み出すお手伝いをさせて頂きます。
（1）各種説明
二色成形（ダブルモールド）は一つの成形機の中に2つの金型を入れて成形する成形方法です。左図にあります一次金型と二次金型では金型の厚みが違います。この厚みの違う金型と共通で使用される金型の2つがあり、どちらか一方の金型（射出されない方）をロータリーテーブルにて回転させて成形を行います。
（2）型締め・射出
まずは一次・二次の金型を共通金型と会わせる型締めを行います。型締めには金型の精度が求められる為、当社では金型の精度に拘っております！（詳しくは製品の精度は金型が命です！をご覧下さい。）型締めがきちんとなされた後、一次成形にのみ射出いたします。
（3）型開き・回転
通常の成形ではこの型開きを行った後、製品を取り出すのですが、二色成形（ダブルモールド）の場合はここからが違います。共通金型の乗っているロータリーテーブルが180度（製品によっては回転率は変わります）回転し、1次金型で成形された物が2次金型へと移ります。
（3）型締め・射出（二色成形完成！）
再度、型締め・射出を行うのですが2次金型では1次金型より一回り大きな金型となっており、1次で出来上がった製品の上に2次で異なる材料（又は同材質）を流し込む事により二色成形の製品が完成するのです。
又、2次の型締め・射出を行う際、同時に1次でも型締め・射出を行うことにより生産効率の高い成形方法である事もご理解頂けると思います。
二色成形（ダブルモールド）使用例
